69歳になりました。数え年で祝う、所謂「古希」です。
2018年の誕生日は、ちょうど大患を得て、ほとんど声を失い、嚥下もままならない時期でした。
5年が経ち、今思うことは、特段なことではありませんが、「あと10年ほど、(80歳になる頃まで)働きたい」ということです。

何か、世の中に貢献できることはないか、それで身の程の収入が得られればよし、ということです。

今、かなり大きい規模の組織の中で、急性期医療の只中で働いていますが、このポジションは速やかに後進に譲ります。

組織にとって、自分が在ることの利よりも、在ることによる弊害が勝る(かも知れぬ)、ということは常に意識します。

これからしばらくの時間は、「次の10年、如何に世の中の役に立つ仕事が少しでもできるか、少しずつ体力と脳力の衰えを実感しながらも、働き方をシフトしながら余生を過ごせるか」を模索することになるでしょう。

これが私にとっての、真の「働き方改革」です。

大患から、丸5年生き延びたことに感謝しつつ、古希の感想のようなものを記しました。